2日目

開講式

日時:2025年08月09日  14:30~17:00

会場:田辺市役所 1F 多目的ホール

田辺市と熊本大学研究開発戦略本部地域連携戦略部門の共同主催により、地域課題をビジネスで解決する人材とビジネスモデルの創出を目指した「たなべ未来創造塾第10期」開講式を開催し、令和8年2月までの約8ヶ月にわたる取組がスタートしました。

■主催者挨拶

たなべ未来創造塾長・田辺市長 真砂充敏

「たなべ未来創造塾」も第10期という節目を迎え、今期より田辺市、みなべ町、上富田町、白浜町、すさみ町の1市4町からなる「田辺市周辺広域圏」から塾生を迎え、開講式が行えることを本当にうれしく思います。関係の皆様方に深く感謝申し上げます。

これからの人口減少社会を考えると、自治体の行政区単位ですべての課題解決を進めていくのは中々に困難な時代に入っていくと思われます。塾生の皆様には自治体枠にとらわれない新たな取組に挑戦していただけることを期待しています。

たなべ未来創造塾を核とした「田辺市版地方創生」の取組は、内閣府のSDGs未来都市に選定いただくなど、市内外各所から高い評価をいただいております。また、熊本県をはじめ、富山県や石川県といった各地にも姉妹塾が開講され広がりを見せる中、熊本大学におかれましては、本年6月に日本商工会議所青年部(日本YEG)との間で人材育成の連携に関する覚書を締結され、今後、未来創造塾の取組がより一層全国に展開していくことが期待されています。

10期生の皆様におかれましても、この塾での学びを通じて大きなチャンスを感じてもらい、修了式までの約8ヶ月間精一杯走り抜いていただきたいと思います。

熊本大学副学長・熊本大学研究開発戦略本部地域連携戦略部門長 金岡 省吾

2016年に始まった「たなべ未来創造塾」は、10年という歳月の中で大きく進展し、全国9地区に姉妹塾が創設され、塾生の数もこれまでで400名以上となっています。今年度は広域化という新たな挑戦により、広域圏からも塾生を迎え入れ、今後の活動の幅がより一層多面的に広がっていくことを大変嬉しく思います。

熊本大学においても、今後を見据えた様々な活動を行っております。そのうちの3つを紹介させていただきます。

1つ目は、1期OBの横田さんを始めとする田辺YEGの活動の賜物である、「日本商工会議所青年部」との人材育成に関する覚書の締結です。これにより「未来創造塾」は全国的な広がりを見せていくことが期待されます。「たなべ未来創造塾」の皆さんも、この新たな連携を通じて他の地域と繋がるチャンスをぜひ活かしてください。

2つ目は、運営事務局のスキルアップを目的とした「コーディネーター養成講座」の実施です。この講座を通じて、塾生の皆さんを支援する体制の強化を図っています。塾の運営がさらに円滑に進むことで、皆さんの学びも深まることを期待するとともに、田辺の実行部隊の皆さんのレベルアップを期待しています。

3つ目は、「未来創造塾」を活用した高校連携プロジェクトとして、大学講義での協働です。塾生の皆さんが授業や講義に講師として参加し、若者の地域に対する意識変容を顕在化させ、その成果を見える化(定量化)しています。なかでも、来年度より熊本大学で開設される「共創学環」についても、オープンキャンパスに多くの高校生が訪れて、若い世代からの地域課題解決、地域イノベーションへの関心の高さが伺えます。これらの取り組みは、地方に新たな人の流れを創出する可能性を秘めています。

このように「未来創造塾」には大きな可能性があります。そのために、10期生の皆さんも、小さくてもよいので最初の一歩を踏み出していただくとともに、ここにお集まりの産学官金の皆さんの伴走支援が塾生の後押しになりますゆえ、今後ともご指導・ご協力を賜りますようお願いして開会あいさつとさせていただきます。約8ヶ月間どうぞよろしくお願いいたします。

■来賓挨拶

近畿財務局和歌山財務事務所長 塩士 泰啓 氏

近畿財務局は、財務省の出先機関といたしまして、また金融庁の事務委任を受け、業務上、地方公共団体、金融機関、民間企業と密接な関係を持ち、この3者のつなぎ役として、地域貢献を果たすべく、地域活性化に向けた取組を進めており、この「たなべ未来創造塾」につきましても、平成29年度の第2期からお手伝いさせていただいております。

塾生の皆さんが講義を通じて、地域への熱意や同期・先輩とのつながりを持ってビジネスプランを進化させる姿は大変素晴らしいと感じております。本年度は田辺市だけでなく、周辺4町からも参加者が集まっていますので、「たなべ未来創造塾」の更なる発展、そして、塾生の皆さんの新たな取組に期待しております。

日本政策金融公庫 特別参与兼南近畿地区統轄 田上 和彦 氏

私がこの開校式に出席させていただくのは今回で4回目となりますが、たなべ未来創造塾の大ファンであり、その素晴らしさには毎回感激しております。この塾との出会いは、平成31年、内閣府のまちひとしごと創生事務局の会合で田辺市役所と当時の田辺支店の融資課長からこの取り組みを知ったことが始まりです。

卒業生の皆様方の事業化に向けては、関係機関の方々と一緒になってサポートをさせていただいていますが、私の役割といたしましては、この素晴らしい取り組み、修了生の方々の事業について、広く紹介し、多くの方々に知ってもらうことだと考えており、各所へのご紹介を続けています。

今後も引続き、この素晴らしい取り組みへの応援者が少しでも多くなるように支援していきたいと考えています。

第10期の皆さんのこの塾での経験が実り多きものとなること願っております。来年の2月の修了式、そして、ビジネスプラン実施に向けて頑張って下さい。

■オリエンテーション~たなべ未来創造塾が目指すもの~

田辺市たなべ営業室 石野善之

田辺市では全国平均より早いスピードで人口が減少しています。

人口減少は、生活関連サービスの縮小、空き家・空き店舗の増加、学校の統廃合、などの様々な地域課題を引き起こし、それらが積み重なることにより生活利便性や地域の魅力が低下し、さらに人口減少を加速させます。

これらにどう立ち向かっていくか方策を練る中、当時、地方での新たな地域づくりを富山大学で実践しされていた金岡教授にご縁をいただき、ご指導、ご協力をいただいています。

具体的な対策について検討する中、金岡教授より、地域課題をビジネスで解決することで地域と企業が共通の価値を創造するCSVという考え方が重要であると学び、これを実践するプレイヤー育てるため、「産官学金」が一体となった支援体制を構築し、地域課題の解決に向けた人材育成事業「たなべ未来創造塾」を平成28年に創設しました。

これまで9期108名の修了生を輩出し、多様なローカルイノベーションが生まれ、全国的に注目を集めています。

その理由は、

① ビジネスプラン実行率6%という高い実行率
② 修了生同士が繋がり、新たなイノベーションが生まれビジネスが自走している

たなべ未来創造塾は、大きな1つのプロジェクトを目指すのではなく、小さくても地域に根差した沢山のビジネスを生み、繋がり、連鎖させることによって、面として魅力を高め合っていく、そういう地域づくりを目指しています。

地域課題の中にはビジネスチャンスが眠っています。自分の身近にあって、自分の力で解決できる、そんな課題を見つけ、小さくてもよいので最初の一歩を踏出して下さい。

講師:熊本大学副学長・熊本大学研究開発戦略本部地域連携戦略部門長 金岡 省吾 教授

私は、大学でランドスケープ(環境農学)を学び、その後シンクタンクに就職して多様な地域づくりに携わり、戦略・戦術の提案を行ってきました。しかし、地域に本当に必要なのは提案を実践する環境や仕組みづくりであると気付きました。そこで富山大学に転身し、地域再生塾という未来創造塾の前身になる事業の実証実験を行い、塾のシステムを構築し、その後、このナレッジを田辺市へと移転し、発展させました。現在は活動の場を熊本大学に移し、熊本県内にも塾が拡大しました。

未来創造塾の主役は、地域の皆さんです。皆さんが地域の実情に則した小さなプロジェクトを積み重ね、多くの人を巻き込んでいくことによって、地域が変わり、企業や社会が変わっていきます。塾での学びの時間を大切にし、小さな一歩を踏み出してください。

小さな一歩を踏み出した先には、大きな可能性があります。ここで本日は特に強調したい点を2点ご紹介します。

まず1つ目は、都市部の企業が地方で活躍するローカルイノベーターに高い関心を持っているという点です。これは、田辺市や熊本大学で実施している越境学習事業「ことこらぼ」への注目度の高さからも明らかで、企業は机上の空論だけではなく、実践の場として地方との連携を必要としているのです。

もう1つは、若い世代への波及です。熊本大学では高校と連携し、未来創造塾の修了生が地元の高校生に講義し対話する機会を設けています。これにより、高校生の地域への愛着や、地域に関わりたいという意識が高まっています。講義終了後のアンケート結果では、「地域回帰意向」や「地元課題解決意向」が高まると共に、地元中学生の地元高校への愛着が高まり、進学率が上がるという成果も見られます。また、熊本大学の講義においても修了生が登壇すると、非常に高い講義満足度を得ています。さらに、2026年度より熊本大学が開設する「共創学環」では、オープンキャンパスに970名ほどの参加者が集まり、若者の地方創生や地域への関心の高さが示されています。

現在、地域の活性化には「地域課題解決力」と「人々を惹きつける力」の2つの力が重要視されています。これらの力が新たな人の流れを生み出し、地域を活性化させます。皆さんのようなプレイヤーが地域課題の解決に取り組み、輝くことで、地域全体が活性化していきます。まずは小さなプロジェクトから始め、最初の一歩を踏み出し、動き始めていただきたいと思います。

■塾生自己紹介

参加動機や抱負、企業情報や事業内容等について、各自1分で自己紹介を行いました。

■トークセッション:テーマ「たなべ未来創造塾とこれからのまちづくり」

パネリスト
真砂 充敏    (たなべ未来創造塾長・田辺市長)
塩士 泰啓  様 (近畿財務局和歌山財務事務所長)
山口 賢治  様 (日本政策金融公庫田辺支店長)
田上 雅人  様 (田辺観光協会長・㈱たがみ 代表取締役)

コーディネーター
金岡 省吾 教授 (熊本大学副学長・熊本大学研究開発戦略本部地域連携戦略部門長)

<金岡教授>
たなべ未来創造塾も10期目を迎えられましたが、これまでの10年を振り返ってのご感想をいただけますか。

<真砂市長>
田辺市や塾生の皆さんが全国的に評価をいただいていること、そして、今まで積み重ねてきた10年間が決して間違っていなかったと多くの方に認めていただいていることを嬉しく思います。

今年度はたなべ未来創造塾の広域化という部分も一つのテーマでありますので、10期生の皆さんには、自分たちの住む地域だけでなく、広域的な考えをもって学びを深めてもらいたいと思います。

<金岡教授>
財務省近畿財務局和歌山財務事務所様には、たなべ未来創造塾の取組を広く情報発信する機会を提供いただいております。これまでの関りの中で、未来創造塾に対する感想、評価などを教えてください。

<塩士所長>
「たなべ未来創造塾」の塾生の皆さんは、地域への熱い想いを持ち、ビジネスプランは異なっても共通の価値観や課題認識を持って、業種を超えた強い繋がりで結ばれていることが大きな特徴であると思います。

我々も地域活性化のお手伝いをしている中で、持続的な取組へと昇華させていく為に、同じ方向を目指し、想いを共有することが重要であると考えており、そういった部分を実践している「たなべ未来創造塾」は本当に素晴らしい取組をされていると感じています。

<金岡教授>
日本政策金融公庫田辺支店様には、連携機関として塾の運営、融資など大変お世話になっております。これまでの未来創造塾に対する感想、評価などを教えてください。

<山口支店長>
我々日本政策金融公庫は平成28年「たなべ未来創造塾」の立上げ当初より連携機関として関わっています。

塾運営の中では、主にビジネスプランについてのヒアリングやプランのブラッシュアップについて、田辺市商工会議所様と協力しながらお手伝いをしております。

「たなべ未来創造塾」の感想という部分で言いますと、ビジネスプラン実行率が非常に高いと部分、一人よがりなビジネスプランが生まれにくい環境を作っていることが素晴らしいと感じています。

どういうことかと言いますと、まず、塾生同士が話し合いの中でビジネスプランを作り上げていくので、自然と第三者の視点が入り明確化されやすい点。そして、講師やゲストスピーカーの話から、最新の地域課題、地域の情勢を聞くことが出来、ニーズを明確に捉えることが出来る点。こういったプロセスを講義の中にしっかりと組み込めていることが素晴らしいと思います。

<金岡教授>
田上さんには、たなべ未来創造塾創設当時から深く関わっていただき、長年講師としてご支援、ご協力いただいております、10年を振り返っての感想、評価などを教えてください。

<田上さん>
私は「たなべ未来創造塾」創設当初から講師として関わっており、塾生ではないのですが皆さんのことは仲間だと感じています。私自身も地域のお米屋さんとしての武器を作りたいと考え、農業に参入しました。その際に金岡先生から、地域課題をビジネスに転換するという考え方を教わりましたが、当初は何も分かりませんでした。皆さんも最初は同じだと思います、私も10年をかけてようやく理解が深まってきました。

今年度から「たなべ未来創造塾」が広域化し、新たな広域圏の仲間を迎え入れられたことを本当に嬉しく、感慨深く思います。私自身は熊野地区全体の仲間たちと共に活動していますので、将来的には「たなべ未来創造塾」も熊野地区全体に広がることを願っています。

これまで「たなべ未来創造塾」では本当に素晴らしいプランが生まれてきました。10期生の皆さんがどのようなプランを発表するのか、修了式を楽しみにしています。

<金岡教授>
たなべ未来創造塾は今年度、塾生の広域募集を実施され広域化されました。この広域化について、市長が期待していることなどお聞かせください。

<真砂市長>
やはり地域課題の根源的な問題には、人口減少があります。この人口減少による様々な変化を織り込みつつ地域で活躍できるプレイヤーを育てることを目標に「たなべ未来創造塾」は創設されました。

今年度のテーマである広域化につきましても、行政としても広域連携を進めており、既にいくつかの事業については広域圏として活動をしています。しかし、我々行政機関がどれだけ連携を進めようと行政区による越えがたい壁のようなものは存在しています。

塾生の皆さんにはそういった壁を感じさせない事業展開を期待しています。

また、塾の中で地域課題について考えを深めていくと思いますが、塾生の皆さんには「自分がやりたいこと」「自分が出来る事」「自分がやるべき事」この3点についての考えを深めていただきたいと思います。この3点が重なった先に、地域に必要とされ、自分が注力出来るビジネスが見つかるかと思います。約8ヶ月間頑張って下さい。

<金岡教授>
田上さんは、県内のみならず、日本全国様々な方々と積極的に交流し、広域的な活動をされております。ご自身の経験から10期生へアドバイスをお願いします。

<田上さん>
人と繋がる事が大事だと思います。

私自身、越境学習事業で繋がった方々と別事業でコラボを計画したり、人との繋がりの中で活動の幅や、範囲を広がり、広域的な活動も行うようになりました。

まず、人と繋がり、お互いの得意な分野や特性を掛け合わせることで、事業の幅や価値が何倍にも大きくなる可能性があります。何かを掛け合わせることで新しい事業や新しい価値が生まれることを、頭の片隅でよいので考え続けてみてください。そうすれば、素晴らしいアイディアが生まれると思います。

<金岡教授>
日本政策金融公庫様では、高校生を対象としたビジネスプラングランプリを開催されていますが、こうした将来の地域の担い手である子どもたちに「地域で活躍するカッコいい大人の姿」を見せることは重要であると思います。

「地域で活躍するカッコいい大人」を目指す10期生にエールをお願いします。

<山口支店長>
我々日本政策金融公庫は、高校生ビジネスプラングランプリという事業を実施しており、「たなべ未来創造塾」とも関わりの深い神島高校様の神島塾は、10年連続で出場され、毎年、地域課題解決の視点を入れた実現性の高いビジネスプランを提案され、高い評価を受けています。

繰り返しにはなりますが、身近にある地域課題に取り組むという「たなべ未来創造塾」の目指すところを信じて、来年2月まで駆け抜けてもらいたいと思います。

ぜひとも、地域のカッコイイ大人の背中を若者に見せてください。私たち関係機関も精一杯バックアップしていきますので、一緒に魅力的な仕事の創出に取り組んでいきましょう。

<金岡教授>
和歌山財務事務所様からも10期生へのエールをお願いします。

<塩士所長>
10期生の皆さんは、地域に対する熱い想いを持って、「たなべ未来創造塾」で様々なことを吸収し、自分なりのビジネスプランを考え、地域課題解決のために実践していただくことを期待しています。

我々は、事業者に対して融資や補助金交付といった直接的な支援はできませんが、全国の拠点を通じて自治体や企業、関係機関と密接に連携しておりますので、各地で活躍するプレイヤーのご紹介やセミナーの開催といった間接的な支援を得意としています。困り事があれば何でもお気軽にご相談ください。

<金岡教授>
田辺市は本年20周年を迎えられ、未来創造塾も10年の節目で広域展開となりました。これから先の10年、さらにはその先の地域の将来に向けての展望等をお聞かせください。

<真砂市長>
田辺市は今年度多くの節目を迎えています。

「田辺市合併20周年」「みなべ・田辺の梅システムの世界農業遺産登録10周年」「闘鶏神社の世界遺産追加登録10周年」、こういった節目の年に「大阪・関西万博」が開催され、「たなべ未来創造塾」も10期目を迎えることが出来ました。

これらの偶然を意味のある偶然、「必然」であると考え、真剣に取り組んでいくことで次のステップが見えてくるのではないかと思います。

皆で一緒に精一杯頑張っていきましょう。

■協力・後援機関からのエール

  • たなべ未来創造塾を中心とした、縦横の繋がりという部分がこの塾の強みの一つであるので、それらの繋がりを活用しながら学びを深め、活動の幅を広げていっていただければと思います。
  • 皆様の挑戦に私どもも微力ながらですが協力していきますので、どうぞよろしくお願いします。
  • 塾での学びを通じて、ご自身の夢の実現それから事業の確立に向けて、2月まで頑張って下さい。我々、金融機関でもご協力できる部分があるかと思いますので、お気軽にご相談いただければと思います。
  • 田辺市様におかれましては、今回、周辺自治体にもお声掛けいただきありがとうございます。10期生の皆様におかれましては、講義を通じて学びを深めていただき、人を幸せにできるようなプランを創出してくださることを期待しております。
  • 今後の地域のリーダーになるのは皆様であると思っております。2月まで精一杯頑張って下さい。
  • 10期生の皆様は、広域にわたって、異業種の方々がいらっしゃいますので、新たな繋がりをつくりながら、広域的な取り組みが生れることを期待しております。
  • 過去の修了生の皆様は、塾での学びを通じて非常に大きく成長されました。10期生の皆様におかれましても修了式でお会いする際には、今よりも大きく成長されているかと思います。我々、支援機関といたしましても、精一杯伴走させていただきますので、一緒に頑張っていきましょう。
  • しっかりと伴走支援をさせていただきますので、お気軽にご相談をいただければと思います。
  • 人口減少時代という時代の変革期であるかと思います。時代の変化の中には必ずチャンスがあると思いますので、この塾での学びを通じてチャンスを見つけて掴んで下さい。

■閉会挨拶

田辺市副市長 木村晃和

「たなべ未来創造塾」は、地方創生の優良事例として全国的に高い評価を受け、全国からの視察受け入れも数多くございます。こういった成果につきましては、修了生の活躍はもちろんですが、お力添えをいただいております熊本大学をはじめ関係機関の皆様方の一体的な支援体制が評価されてのものでると考えております。この場をお借りしまして、改めまして厚く御礼を申し上げます。

また、今期からご参加いただくみなべ町、白浜町、上富田町、すさみ町の皆様には、たなべ未来創造塾の更なる発展に向けて、お力添えを賜りますようお願いを申し上げます。

10期生の皆さんには、講義を通じて時代の変化に適応し、地域課題を解決する新しいビジネスを創造していただくことを期待しています。

その他の事業レポート